熊本地震から9年

日常の出来事

最大震度7を2回記録した一連の熊本地震から9年を迎えました。

地震の痕跡

被災地の「今」を伝える報道がなされ、ご覧になったと思います。当時の様子をそのまま残す「痕跡」を探すのも難しくなってきました。地震の記憶を伝承するための施設に行けば、見ることはできます。

今回は、現場に今だに残る痕跡を取り上げます。

崩落した阿蘇大橋

南阿蘇村にあった阿蘇大橋。4月16日の今では「本震」と呼ばれる2度目の大きな揺れで崩落しました。この阿蘇大橋は、現場にそのまま残されています。

この画像は、今日撮影したものです。阿蘇大橋では、本震の際にこの場にいた当時大学生の大和晃さんが亡くなりました。昨年まで、ご両親とお兄さんが地震発生時に現場を訪れていらっしったのですが、お父様は昨年亡くなられ、今年はお母様とお兄さんの2人でした。9年という月日の流れを痛感させられる出来事です。

思えば、当時3歳だった子供は12歳です。熊本県在住の小学生は、地震の記憶が無い子がほとんどです。伝承が切実な課題になっていると感じます。

現場にある説明のパネルです。震災前の阿蘇大橋はこのような姿だったのですね。私は仕事で、よく利用していました。

今年は9年ということで、1つの痕跡を取り上げさせていただきました。

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