
我が家の石油ファンヒーター。ダイニチ製のFW-3217NEという型番です。エラーが出て一度では点火しなくなり、とうとう全く点火しなくなりました。買い替えかと思いましたが、ユーチューブで石油ファンヒーターのメンテナンス動画を見かけた記憶があり、検索してみたところ沢山ありました。ダイニチの石油ファンヒーターは、灯油を気化する装置に不具合が起きて点火しなくなることが多いそうです。そこで、動画を参考にしながらメンテナンスしてみることにしました。
この記事は、将来また不具合が生じた場合の備忘録として残しておく目的でアップロードいたします。私はバイクのエンジンのオーバーホール等、燃焼装置のメンテナンスを自分でしています。そういうスキルのある方は、動画などを参考にしてご自分で行うことも出来るかも知れません。
パネルを外す

ダイニチ製の石油ファンヒーターは、前面の下部の両側ににあるネジを外すと、パネルが外れます。

灯油の気化装置は、右下にあります。
気化装置の取り外し
気化装置を取り外します。

このパイプは、10mmのスパナで回すと外れます。

ここは、ゴム製のキャップをマイナスドライバー等で上に外します。

私が観た動画だと、この2つのネジを外すと気化装置が外れていましたが、

DW-3217ではこのネジも外さないといけませんでした。(訂正 後ほど試したところ、このネジは外さなくても良いことが判明しました。)

これで気化装置は外れます。
気化装置を分解
気化装置の分解に入ります。

このネジを外し、

ここは10mmのスパナの登場です。短いパイプを外します。

ここを外すと、バイクのキャブレターでいうところのジェットニードルが外れます。

これです。

煤で黒くなっています。これをサンドペーパーで磨くのです。ごめんなさい。磨いた後の画像を撮り忘れました。後は、逆の順番で組み付ければ良いわけです。

取り付けが終わりました。ここで少し工夫したところがあります。短いL型のパイプをはめる時には、まずタンク側のゴムのキャップを先に取り付け、それから10mmのナットを取り付けたほうが簡単です。これは自分でやってると分かります。
前面パネルを取り付けて点火したところ、最初は白煙が出たものの点火しました。2度目からは、白煙が出なくなり、無事メンテナンス完了です。
直ったと思っていたが…
これで完了と思って使っていたら、一度では点火しない状況がまた生じました。そこでユーチューブの動画を更に調べたところ、再度エラーが発生する場合は、サンドペーパーで磨くだけでなく、エアーで汚れを吹き飛ばす必要があることに気づきました。そこで再び気化装置を取り外し、知り合いのバイク屋に持って行き、コンプレッサーを借りてエアで吹き飛ばしました。

スーパーカブのキャブレターも同時にしたため、両方写っています。キャブレター&インジェクションクリーナーを吹き付けてからエアを吹き付けました。
家に帰ってから組み付け、点火してみます。1度目は点火後消えましたが、2度目は一発点火でした。しばらく継続して様子をみるしかありません。ただ、全く点火しなかったのが使えるようになったので、メンテナンスとしては80点です。調子が悪くなる前に、定期的に気化装置は清掃しておくべきだと痛感しました。